MRシリーズ エアーポンプ の特長

このページではテクノ高槻のエアーポンプ『MRシリーズ』の特長や開発時のこだわり、強みをご紹介しております。

MLMRシリーズエアーポンプの写真

MRシリーズとは

テクノ高槻ではDC電源(直流電源)タイプのエアーポンプとして、DC24Vモーター駆動のMR-6Bの「MRシリーズ」があり、吐出型・吸引型合わせて2機種をご用意しております。

MRシリーズは他の電磁駆動式のラインナップとは異なり、モーターを駆動させダイヤフラムを往復させエアーを吸排するモーター式ダイヤフラムポンプです。

時代のニーズに応えるため「小型」「軽量」をコンセプトに開発され、発売から約27年(2019年時点)が経過した今でも機器内部への組込部品としてご愛顧いただいているロングセラーのエアーポンプシリーズです。

吐出型エアーポンプ

吸引型エアーポンプ

エアーポンプ MR-6B
MR-6B
【 DC24V駆動 】
最大吐出流量:7ℓ/min程
最大吐出圧力:80kPa程
保証耐久時間:300時間

エアーポンプ MR-6BS
MR-6BS
【 DC24V駆動 】
最大吸引流量:-6.5ℓ/min程
最大吸引圧力:-60kPa程
保証耐久時間:300時間

開発時のこだわり

MRシリーズはDC電源(直流電源)で駆動するエアーポンプです。

開発当時の世情は機器の小型化・ポータブル化などが進んでおり、バッテリーなど直流電源で駆動可能な機器組込用部品のニーズが増えていました。また、日本製品の海外進出も加速しており、海外でも交流電源の周波数に左右されないDC駆動が可能なエアーポンプの需要が増え、お客様からのニーズをきっかけにDC24Vで駆動可能なMRシリーズが開発されました。

DC/AC変換
テクノ高槻ではAC電源(交流電源)を使用する電磁式ダイヤフラムポンプでもDC電源で駆動させることが出来る対応を行っております。エアーポンプと周辺機器を組み合わせたソフトウエア制御に数多くの実績がございますので、DC電源で安定したエアーポンプの選定にお困りの方は是非お気軽にご相談ください。

MRシリーズの強み

クランク機構を利用した駆動原理

MRシリーズは車のエンジンにも使用されているクランク機構の仕組みを利用し、ダイヤフラムゴムを上下に往復運動させる駆動原理を採用しています。
モーターを使用していますが、上記の駆動原理を採用することで電磁式ポンプと同様「摺動部がない」「オイルフリー」「クリーンなエアー供給」を可能にしたエアーポンプです。


モーター式ダイヤフラムポンプの駆動原理イラスト

モーター式ダイヤフラムポンプの駆動原理イラスト

クランク機構
回転運動を往復運動に変換する仕組みのこと(もしくはその逆)MRシリーズの場合はモーターの回転運動を往復運動に変換することでダイヤフラムゴムを動かしエアーを吸引・吐出しています。このクランク機構は自転車のペダルや釣りのリールなどでも採用しています。

衝撃吸収のダイヤフラムゴム

クランク機構の動きによりダイヤフラムゴムは往復運動を行いますが、電磁式の場合と異なりダイヤフラムゴムには波打った負荷が発生します。その波打った負荷を吸収しダイヤフラムゴムが破れにくくするため、ゴムに"コルゲーション"と呼ばれる同円心状の凹凸の溝を設けています。
スピーカーに使用されている技術で、スピーカーから発せられる周波数特性の波打つ凹凸の衝撃を吸収し、柔軟性を持たせているもので、MRシリーズでも同様に衝撃吸収としてダイヤフラムゴムに採用されています。

↓電磁式のダイヤフラムゴム

電磁式のダイヤフラムゴム

↓MRシリーズのダイヤフラムゴム

ML/MRシリーズのダイヤフラムゴム

MRシリーズのまとめ

・市場ニーズに応えるため設計開発されたDC駆動のモーター式ダイヤフラムポンプです

・モーター駆動で一定量をエアーを高圧で供給することが可能です

・ブラシDCモーターを採用することで安価でご提供が可能

カスタマイズの実績も多数ございますので、お客様の筐体に合わせたポンプ設計をご提案させていただきます。
お気軽にお声がけください。